当地、宇都宮に拠点を構えて20余年。一大工から鍛えあげてきた技術と建築士としての知識、意匠を携え、幾多の施行実績を積み上げる中で、いわば「こだわり」とも言える一つの建築美を追求するに至りました。 例えば地場産の木材や大谷石といった地元特有の自然素材が持つ美しさ、環境的機能を存分に生かした住宅。あるいは、太い骨組みが造りだす構造そのものの力ある美を、あえてみせる木組みの工法など。 それは、結果として和・洋の様式や流行を越えて、五十年、百年の時を経ても廃れない建築美であり、ある意味現在横行するスクラップ＆ビルドに相対する価値観と言えるかもしれません。 そうしたこだわりを具現化した建築の一つが、当社の事務所兼私邸です。伝統的木組み工法による当社の事務所は築20年ながら、随所に私のこだわりが形にされており、直に御覧いただいた方に、私の追求する建築美、それを形にする技のひとつひとつをダイレクトに伝えるものと自負しております。 近年増えている個人住宅の建築においても、当社独自のセンスは特に建築に一家言ある方々にインパクトを与えているようです。 このホームページを契機に当社見学に足を運んでいただき、建築について語り合う時間を共にできれば幸いです。